
皆さまこんにちは。株式会社Theatreの吉田です。
先日、弊社にてご入居のお手伝いをさせていただきました、アパレルブランド“MEYAME(メヤメ)”を展開する株式会社SO CHRONICLE(ソークロニクル)様を訪問しました。
代表取締役の染谷裕亮様、デザイナーの染谷めぐみ様には、オフィス移転、お店オープンまでの経緯や、空間についてのこと、またお店をオープンしてからのお客様の反応などのインタビューもさせていただきました。空間のお写真と一緒に、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
目次
Interview
染谷 裕亮様(株式会社 SO CHRONICLE 代表取締役)
染谷 めぐみ様(MEYAME Designer)

-今回のオフィス移転、MEYAME STOREのオープンという考えに至るまでの経緯と、移転へ向けた動きについて教えていただけますか。
考え始めたのは2023年の年明けくらいからです。それまで5年ほどセレクトショップさんに卸をしてきて新しい挑戦として、直接お客様に届けたいという気持ちが芽生えてきました。それだとお店だよねという考えになったのですが、当時のオフィス(池ノ上)ではできないので、それから少しずつ物件を探し始めました。
また実際にお店をオープンしても、来てくれるのかという思いもありました。そこで2023年9〜11月に3ヶ月連続でPOP UPを開催し、感触を掴もうという動きもとっていました。
-やはりお店を開きたいことが移転の大きな理由。
はい、お店をやりたいという考えがなければ移転はしていなかったと思います。
前のオフィスは良い物件でしたし、周りの環境も静かでしたので。
-移転先は学芸大学。他のエリアも見に行きましたが、学芸大学エリアはもともと気になっていたのですか。
正直もともと学芸大学で探していたというわけではありませんでした。笑
エリアは広く考えていて、優先していたのは、オフィスと店舗の広さが確保できることと、陽がたっぷり入ること。自然光で明るい環境を大事にしていました。
-移転された学芸大学エリアは実際どうですか。
卸先様、お客様に来ていただく場所としても、東横線の学芸大学駅は急行も停まるし、横浜方面からのアクセスも良いし、副都心線とも繋がっているので、埼玉からも来てもらいやすい。実際お店をオープンしても、都内、近所はもちろんのこと、横浜、埼玉方面からも来ていただけるので、立地としても良かったのかなと思います。
また外からMEYAMEを知らない方も気づいてくれたり、ふらっと入ってくださる方もいます。
バスに乗っている時に見かけて、気になって後日来てくれたという方もいました。目黒通りに面しているのも良かったかもしれません。
最初から学芸大学で探していたわけではなかったけど、(実際に来てみて)物件や周辺の雰囲気、気が良いと感じています。
-不便なことは。
感じないですね。立地的にもしかしたらバイヤーさんは感じるのかもしれませんが、中に入るとすごい良い空間だと言ってもらえます。洋服も自然光でよく見えて、色も正しい色で見えるし、自分たちは不便はないかなと思います。
-室内について聞かせてください。空間は大きく分けると、店舗スペースとカーテンで囲われたオフィススペースの2つのスペースですね。内装工事をしたところはどちらですか。
カーテンレールを取り付け、フィッティングルーム、オフィススペースを作りました。また床と壁を塗装し、オフィススペースにキッチンを入れました。
床は最初はそのまま(無塗装の状態で)使う可能性もありましたが、埃が足に付いて舞ってしまうおそれがあったのでやめました。
-壁を造作するお話しもありましたよね。
壁は検討したのですが、狭い印象になってしまうかなと思って。
カーテンで仕切りましたが、軽やかな感じで抜けもあります。またお店をやっていると、気配も感じるのでそれも良かったです。
-工事期間は。
3週間くらいです。契約開始後にすぐ工事に入りました。

-この空間でお気に入りのポイント、場所はあったりしますか。
ソファスペースは気に入っています。お店をやるにあたって、こういうふうにソファを置いてお茶を飲める空間を作ることは絶対やりたかったので。
バルコニーも良いですね。外が見えるというのがすごく良い。気分転換にもなります。
あとは目黒通りに面した、曲線の大きなガラス面も良いですね。

-空間にある什器類についても教えてください。
テーブルなど前のオフィスから持ってきたものと、ソファやバルコニーに置いているガーデンチェアなど新たに購入したものもあります。
服が有機的な素材、色が多いということもあるので、什器はなるべく無機質で金属っぽい感じにした方が洋服が映えるかなと思いました。什器が主張し過ぎず、お客様が洋服に集中していただける方が良いのではないかと。空間はあくまで洋服を引き立てるものと考えています。
木のテイストもすごく好きなのですが、ここはこういう雰囲気なので、木の要素を抑えようと思いました。その代わり植物をたっぷり置いています。木製のものはソファ脇のパーティションくらいでしょうか。

-その他空間づくりで意識されているところは。
お子さん連れの方も多いので、そういう方にも楽しんでいただけるように、棚にお子さん向けのグッズを置いています。ソファスペースあたりで広げて遊んでいる間に、ママにはお買いものしてもらう。お子さんは僕らがみたり、パパが来ていればパパとお子さんがここで過ごしたり、カップルの場合は、お連れ様が本を読んだりされている。
このソファスペースあたりはやっぱり好きですね。やりたかったことってこういうことだなと。
どんな人が、どんな状況の人がきてもお買い物しやすいスペースになったらいいなと考えています。
あと空間の香りは大事にしています。今回オリジナルで調合してもらいました。
良い香りと言ってもらえることも多いです。
-素敵なアート作品も飾られています。
額装されているアートは、MEYAMEのロゴをデザインしてくださった吉田昌平さんのコラージュ作品です。この作品は赤が入っていたのでMEYAMEらしいなと思って購入し飾りました。
-快適なのでついゆっくりしてしまいそうです。
はい、みなさん滞在時間は長いですね。

-オフィス移転から半年、そしてMEYAME STOREオープンからは2ヶ月経ちました。
嬉しいことが多いですね。
この前のゴールデンウィークでは岐阜や富山、栃木、滋賀など、地方から多くの方が来てくれました。
ここはわざわざ来る場所じゃないですか。
場所がよくわからないから恵比寿のホテルからタクシーで来てくれたという方もいました。また色々試着して、最終的に何点かまとめて買ってくれた方に、帰りの荷物が増えてしまうのでお洋服は郵送するのですが、そういうのも嬉しい。
Instagramで見て知ってくださる方がほとんどですけど、Instagramでいいな、行ってみよう、来た、試着する、やっぱ良いなと思って買ってもらえる。それもすごく自分たちにとって嬉しい流れです。
Instagramで気になってもらえるのがまずありがたいし、そのあと来て、試着して、「なんだ写真だけじゃん」みたいなことだとすごく残念ですけど、実際に試着して良いと思って買ってもらえるというのは、当たり前のことですがすごく嬉しいです。
世の中に浸透していっているのはわかりつつも、卸先様経由だけだと、それを肌感覚で実感しづらい部分がありますが、ここだとダイレクトに感じます。
お客様もこれだけの数のMEYAMEを初めて見て、私たちもお客様と直接密に接することを初めて経験する。それはすごく嬉しいし、それが一番大きかった。フィジカルな、生な体験をする中で、受け入れられていると感じますし、自信にもなります。ありがたい。そんな感じです。
-お店を出すと色々な効果がありますね。
はい。あとここで試着ができるので、ここで決められなくてもあとでECで購入していただいたり、一度着ていただければサイズ感がわかるので、近くの卸先様で購入していただくこともできます。
ECで購入いただいたタイミング、内容をみて、あの時迷われてた方かなと考えたりもします。
-気づきもたくさんありそうです。
そうですね。作るものも、卸だけだと、展示会であまり反応がなかったものはダメだったのかなと思ってしまいます。でもお店で並べると良い反応があったり、購入してくださったりします。
自分達が良いと思ったものを、良いと思ってもらえる人がいるんだという気持ちになる。展示会の結果が全てではなくて、ここに並べた時にちゃんと受け止めてくれる人がいるんだなと感じます。
今後ものを作ることへの考え方、取り組み方も、より力強くなっていけるのではないかと思います。

-ここまでの反応は想定していましたか。
もう少しスローなスタートを予想していました。お客様が来ない日もあるのではとも考えていました。でも幸い、開けたら誰か来てくれます。
オープンして2ヶ月ですが既に複数回来てくれている方もいます。
-そこまで反応があると、新たな欲が出てきそうですが。
欲はまだ出ていなくて、先ずはこれを深めたいなと思っています。
ただここで何ができるんだろうと考えたりはします。
通常形態としてはこうだけど、これからどんなことをやっていけるのかなと考え始めたところです。
-ポジティブなお話しがたくさん聞けて嬉しいです。今後の展開も楽しみにしています。
MEYAME STORE & NEW OFFICE
最寄り駅は東横線の学芸大学駅。東口の商店街を抜けた、目黒通り沿いのビルです。
“MEYAME”サインを目印に螺旋階段を上るとこの空間にたどりつきます。
室内はオフィススペースと店舗スペースに分かれていて、自然光がたっぷり入るガラス面側に色鮮やかなお洋服が並んでいます。
当初床が適度な使用感があり雰囲気もありましたが、埃が舞うことを懸念し、綺麗に塗装されています。室内の造作工事は必要最低限のものに抑え、3mの天井高や大きな窓、広いバルコニーなど、この空間が元々持っていた開放感を活かした空間にされている印象を受けました。大変居心地が良いので、ここに長く滞在されるというお客様のお気持ちも理解できます。
鮮やかな色が多いMEYAMEのお洋服たち。主役であるお洋服を最大限引き立たせるために、内装で目に入る色はホワイト、シルバー、グレーが中心。その中にアクセントで綺麗な張り地のチェアや、アート、植物を複数置かれていました。
内装の工期も3週間ほどと、このサイズの空間作りとしては短期間で済ませられたのではないでしょうか。内装工事を検討されている方にも参考になる空間だと思います。
インタビュー中、お二人が「嬉しい」という言葉を何度も仰っていたことが強く印象に残っています。今後もMEYAMEに関わる全ての方に、「嬉しい」から始まるポジティブな波が広がっていくのでしょう。
お店のオープンから2ヶ月。まだまだ深めたいというお話しをされていましたが、個人的には、この空間や、SO CHRONICLE様が更にどう発展されていくか、非常に楽しみです。
皆さまもぜひ、実際にMEYAME STOREを覗いてみてください。
染谷裕亮様、染谷めぐみ様、お忙しい中貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
Information

Client:株式会社SO CHRONICLE(敬称略)
MEYAME Brand Website:https://meyame.jp/
MEYAME Instagram:https://www.instagram.com/meyame_official/?hl=ja
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